病棟におけるフィッシュ推進委員の活動について
フィッシュ推進委員の活動について
本当なら、フィッシュ!の活動内容を報告する前に、以下の話を出しておく方が良かったかも知れません。
フィッシュ!哲学を病棟に取り入れ、スタッフの認識を高める目的で、4名の担当者を選出しました。メンバーに関しては、フィッシュマインドを理解できそう、または理解していること、病棟スタッフへの認知を広げられるような存在であることを念頭に選びました。
まずは、スタッフ全員に「フィッシュ!鮮度ぴちぴちオフィスのつくり方」という本を読んでもらうところから始めました。
スタッフの読んだ感想としては、賛否両論が有りました。こんなの取り入れても、ここは病院なんだから上手くいかないとか、やりたくないとか、言われなくてもできているとか、やってみたい、なんだか面白そうなど、まあ様々な意見がありました。
ただ一つ、みんなに共通していた意見は、「仕事は楽しくしたい」ということでした。
私たちが、一日の大半を仕事に費やしています。だからこそ、その大変な辛く、時には大変な仕事をより充実した時間にしたいし、楽しくできたら、それにこしたことはないと思います。
みんなに共通した「仕事は楽しくしたい」という認識を掲げ、フィッシュ!哲学に取り組むことになりました。
まず、フィッシュ推進委員の活動しては、4つの原理(態度を選ぶ、仕事を楽しむ、人を喜ばせる、相手に注目する)を書き出し、スタッフステーションや休憩室の入口に掲げ、スタッフの目に入りやすいように工夫しました。
また、4つの原理について、スタッフの認識を高めるために、引き継ぎ後や空いている時間を活用し、説明する。日頃の患者との対応場面を振り返り、ここで4つの原理を用いて関わった内容と結果について話をするようにもしました。それに加え、時折、スタッフの認識を確認したり、今月は主に「態度を選ぶ」を意識してやってみましょうなどとし、推進委員が音頭をとり行っていました。
推進委員は、私から与えられた役目として、当初からどういう風に活動したら良いのかを考えて行ってくれていましたが、始めは負担だったと思います。でも、途中からフィッシュ活動の効果が見られるころになると、同じ負担でも負担に感じられるのは少なくなり、自らが率先して、以前に投稿したメッセージカードなどのアイデアを出せるようになりました。自然と注意を向ける、人を喜ばせる、仕事を楽しむという態度を選び活動できていました。
推進委員の中でも少しづつフィッシュマインドを身につけていけたスタッフは、患者の対応場面でも効果が見られました。目立った効果としては、感情的巻き込まれの減少と、感情的巻き込まれや対応に困ってるスタッフを見かけた時には対応を自らが率先して代わり引き受ける姿勢、人間関係を大切にする姿勢が高まって行きました。
今回も読んでいただきありがとうございます。
これからも少しづつ、フィッシュ!での活動や効果があったことなどをアップして行きます。また読んでいただけると嬉しいです。そして、少しでも活用できることで、今までより仕事が楽しく、充実感を持てたり、スタッフや患者との関係においてもよりよくなれたら幸いです。
どんな職場でも、仕事は楽しくしたいものですね
私は、最近昇職しまして、気を新たにしてがんばりたいものですね(^^)/
みけねこさん、コメントありがとうございます。そして昇進おめでとうございます。
職場では、色んなタイプの人がいますが、仕事は楽しくしたいと考えている人は殆どです。
このフィッシュ!哲学と私は出会い、3年かかりましたが、スタッフのチームワークやモチベーション、離職しない病棟、帰属意識の向上など効果がありました。
また興味ありましたら、今後もブログでアップしますので、見て頂きたいのと、著書ではフィッシュ!導入と実践ガイドが参考になります。